女性用育毛剤選びのポイント
女性の10人に1人が薄毛で悩んでいます

最近、薄毛に悩む女性が増えてきており、女性の10人に1人、600万人以上が薄毛で悩んでいるというデータもあります。
様々な要因がありますが、男女共通の原因である生活習慣等の変化に加え、働く女性が増えたことで、強いストレスにさらされる方が多くなったというのも一因でしょう。
さらに女性の場合、妊娠や出産、更年期といったホルモンバランスが変化する節目が多く、総いった時期に薄毛や脱毛が起こってしまうことがあるため、男性の薄毛の原因とは少し異なっています。
そのため、男性をターゲットにした育毛剤では合わない場合が多く、使い心地や香りなどが男性よりも重要視されるため、女性向け育毛剤が増えはじめています。
女性向け育毛剤選びのポイント1 ・副作用のある成分に注意

育毛剤といっても、医薬品から医薬部外品、化粧品と様々な区分があります。
育毛剤の中でも注意すべきなのが医薬品区分のもの。
男性のAGA治療でよく使われるミノキシジル等は、もともと血圧を下げる薬で、妊娠中や授乳中などは使えない薬のため、外用等でも気を付ける必要があります。
女性向け育毛剤選びのポイント2 ・刺激が少ないこと

女性は男性よりも肌が薄く敏感です。さらに妊娠や出産等でホルモンバランスが崩れると思わぬ肌トラブルになることも。
育毛剤の中には、成分が強かったり、メンソールなどの刺激が強いものも多くあるため注意が必要です。
そのため、低刺激のものや化学成分が入っていない無添加育毛剤おすすめします。
女性向け育毛剤選びのポイント3 ・他のヘアケア製品との相性

育毛剤の中には独特の匂いがあるものもあり、海外製の育毛剤だとその傾向が強いといわれています。
男性と違い、他のヘアケア用品やコスメ用品などと併用する前提になるため、育毛剤はできる限り無香料か香りの少ないものを選ぶようにしましょう。
おすすめの女性向け育毛剤比較ランキング2018
1位 マイナチュレ
TVや雑誌でもおなじみ。 植物成分と無添加にこだわった女性用育毛剤。
- 女性の薄毛メカニズムや頭皮問題に特化した育毛剤
- 無香料・無添加で普段使いしやすい使い心地
- 女性らしさを考えた可愛くもさりげないパッケージ
3,790円(定期コース初回価格)
通常¥5,085円(税別)定期初回¥3,790円(税別)
2回目以降¥4,457円(税別)
マイナチュレの口コミ
2位 ベルタ育毛剤
ナノ化された成分が頭皮に浸透! 敏感肌や妊娠中後にも安心して使える女性用育毛剤。
- 女性用育毛剤では最多の56種類の成分配合。ナノテクノロジーによって高い浸透力を実現。
- アレルギーなどの敏感肌だけでなく、妊娠中・授乳中でも使える
- 定期便に申し込むと毎回もれなく頭皮クレジングジェルプレゼント
3,980円(定期便パック初回)
通常1本 5,980円(税別)定期便パック初回 3,980円(税別)
2回目以降 4,980円(税別)
ベルタ育毛剤の口コミ
3位 イクオス(IQOS)
話題の成分M-034を配合。 確かな効果と頭皮への優しさを両立した育毛剤。
- M-034やオウゴンエキスなど、育毛効果を「早く」実感できる成分をバランスよく配合
- 副作用の心配も少なく、美容液のような使用感
- 定期コースは定価の約半額なうえ、イクオスサプリがついてくる
6,800円(定期コース価格)
通常 9,350円(税込)定期コース 6,800円(税込)
イクオス(IQOS)の口コミ
育毛剤成分の主な役割
育毛剤で最も重要なのが、含まれる成分。育毛剤成分と一言に言っても、効果・効能は一つではありません。
男性ホルモン抑制作用、血行促進作用、毛母細胞活性作用など、育毛剤成分の効果・効能をその分類ごとに見ていきましょう。
男性ホルモン抑制作用
男性ホルモンに含まれるテストステロンが、5-aリダクターゼと結びついてできる悪玉の男性ホルモン"ジヒドロテストステロン"となって頭皮の皮脂を過剰に分泌させ、薄毛を進行させると言われています。
塗布することにより頭皮や毛穴での男性ホルモンの分泌を抑え、皮脂の分泌を正常化して抜け毛の進行を止める効果が期待できる成分が属します。
男性ホルモン抑制に関わる主な育毛剤成分
海藻エキス、キャピキシル、 アカツメクサ花エキス、ヒオウギ抽出液、オウゴンエキス、プラセンタエキス
血行促進作用
頭皮の血行促進、血流促進が育毛促進に関係しています。
例えば、AGA治療で用いられるミノキシジルなどは、もともと血管拡張剤として研究開発されたものですが、毛母細胞の活性化による薄毛に効果があるということで、治療に用いられていますが、頭皮の血行促進、血流促進も一因ではないかと考えられています。
植物由来のエキスなどで頭皮の血行促進の効果が期待できるものが多数あり、現在の育毛剤の主要成分になっています。
血行促進作用に関わる主な育毛剤成分
センブリエキス、ニンジンエキス、ゴボウエキス
毛母細胞活性作用
髪の毛の毛根は毛球と言われ、その中に毛母細胞があり、その中に毛細血管から髪の毛に栄養を送る毛乳頭が存在しています。
そのため、毛母細胞の働きが弱くなると、栄養が髪に届きづらくなり、髪の毛の成長が遅くなり、場合によって、生え変わらなくなり、薄毛につながってしまいます。
毛母細胞活性作用に関わる主な育毛剤成分
ペンタデカン酸グリセリド、ジオウエキス、ヒノキチオール
頭皮代謝活性
髪の毛自体の成長には、毛母細胞、毛乳頭の働きになりますが、髪の毛が作物だとすると、頭皮はいわゆる土壌に値します。
そのため、頭皮の乾燥や炎症、皮脂が過剰に分泌されるといったことで頭皮環境が悪くなると、結果的に、毛母細胞の働きを阻害してしまいます。
抗炎症や血行促進も頭皮環境の改善に効果がありますが、新進代謝等に関わる成分等も育毛剤に用いられます。
頭皮代謝活性に関わる主な育毛剤成分
パントテント酸(パンテノール)
抗炎症作用
頭皮が乾燥したり、皮脂が過剰に分泌されると、頭皮ニキビができる、あかぎれのような炎症が起こる、フケが出るといったことにつながります。
頭皮環境の悪化は、毛母細胞の働きを阻害してしまうため、炎症を抑えるような成分が多くの育毛剤に配合されています。
抗炎症作用に関わる主な育毛剤成分
皮脂過剰分泌予防
頭皮は、皮脂によって、頭皮や髪を乾燥などから保護する役割の他に、頭皮表面を弱酸性に保つことで頭皮に付着する病原菌などから守る役割も担っています。
そのため、皮脂自体は非常に重要なものですが、多量に分泌されると、毛穴のつまりや皮膚呼吸の妨げになり、頭皮環境の悪化につながります。
シャンプーを適切にすることで、皮脂を適切に洗い流すことがはできますが、過剰な皮脂分泌を抑えることは期待できないため、そういった役割を持つ成分を育毛剤に配合することが多くあります。
皮脂過剰分泌予防に関わる主な育毛剤成分
カシュウ、ビタミンB6(塩酸ピリドキシン)
保湿効果
基本的には、皮脂が保湿効果を持っていますが、皮脂分泌が少ない場合、頭皮が乾燥してしまい、フケや赤みの原因になることがあるため、保湿効果のある成分が多くの育毛剤に配合されています。
使用される保湿成分の多くは、化粧水や乳液でも頻繁に使用されるヒアルロン酸やアロエなど、比較的メジャーな成分が多くみられます。
保湿効果に関わる主な育毛剤成分
ヒアルロン酸、アロエ抽出液
抗菌・殺菌作用
たとえば、ニキビの原因がアクネ菌であるように、皮膚の炎症の原因の一つに皮膚表面に存在する菌が必要以上に増えることがあげられます。
そのため、抗炎症とともに抗菌、殺菌作用のある成分が、多くの育毛剤に用いられています。
抗菌・殺菌作用に関わる主な育毛剤成分
イソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオール
抗酸化成分
頭皮は皮脂が分泌されることもあって、酸化しやすく、酸化作用が強い活性酸素が発生します。
酸化や活性酸素は、細胞にダメージを与えるため、頭皮の場合、毛母細胞のダメージにつながり、髪の毛の成長を阻害することにつながります。
抗酸化として、赤ワインなどに含まれるポリフェノールなどが有名ですが、育毛剤では、ニコチン酸アミドなどが用いられます。
抗酸化成分に関わる主な育毛剤成分
ニコチン酸アミド、アセロラエキス
その他
上記のような成分の他にも、育毛剤には様々な成分が含まれています。