自分に合う育毛剤を選ぶのに効果的な方法は成分から選ぶことですが、敏感肌の女性には使用の際に注意したほうが良い成分もあります。
これは自分の体質によるところが大きいですが、注意すべき成分を理解しておくことでトラブルがあった際にスムーズに対応できます。
今回は、育毛剤に配合されている成分のうち、刺激が強い成分として注意が必要な成分についてまとめてみました。
いずれも育毛に有効な働きを持つ一方、敏感肌の場合は赤みや刺激を感じる成分となっていますので注意が必要です。
ショウキョウエキス
ショウキョウとは生姜のことです。生姜は体を温める効果があるとして漢方の世界でも古くから利用されてきた成分でありますが、育毛剤に配合されている場合でも血行をよくして、血液の循環を良くする効果が。
育毛と血行には深い関わりがあって、髪の毛への栄養は頭皮の毛細血管によって送られるほか、血行が良くなると細胞も活性化するので、発毛効果があります。
またショウキョウエキスには殺菌効果があり、頭皮の炎症を抑え、痒みを止める効果があり、育毛に非常に有効な成分です。
しかし、食べてみると刺激があるのと同様、敏感肌の場合は塗布すると刺激を感じることも/strong>。
女性の肌はデリケートで刺激を感じやすいので配合されている育毛剤を利用する場合は使用前にパッチテストを行うとよいでしょう。
トウガラシエキス
トウガラシエキスは化粧品と同じように育毛剤に配合されていることのある成分です。
唐辛子は食べると辛味があり体温を上昇させ発汗作用がありますが、成分として塗布した場合も血流をよくする効果や、その発汗作用によって毛穴が開くことによって、育毛剤の有効成分が浸透しやすくする効果があります。
また、炎症を和らげたり痛みを抑える効果もあるので、フケ・かゆみなどで頭皮のトラブルが発生している場合にも効果的です。
また唐辛子に含まれる成分「カプサイシン」も育毛剤に配合されていることがあります。
このカプサイシンはダイエット効果があるとして健康食品やサプリメントなどもありますが、トウガラシエキスと同じ血行促進効果や発汗作用が。
ただし、こちらもショウキョウエキスと同様、敏感肌の場合は刺激を感じることがありますので注意が必要です。
メントール
メントールはミントに含まれる成分で清涼感ある使い心地を演出する為によく育毛剤に配合される成分ですが、実はアルコールの一種でもあり、育毛剤に配合されているメントールはほとんど合成で作られものです。
メントール配合の製品はスッとするので成分が浸透しているような感覚になるのですが、これはメントールには熱を奪う作用があり、塗布した際に頭皮の熱を奪うから。
必ずしも成分の浸透に関係あるのではありません。
ただし、メントールは清涼感のためだけに配合されているのではなく、血行促進効果や殺菌効果があり、育毛に有効な働きもあります。
使用感に好みは分かれるところですが、きちんと育毛効果もあるメントールですが、合成のアルコール類ですので、人によっては刺激を感じることもあるかもしれません。
ですので自分に合わない場合はメントール製品は選ばないようにしましょう。
刺激のある成分は注意
刺激のある成分の配合された育毛剤は男性用や男女兼用の育毛剤に多くみられます。
これは男性のほうが肌の層が厚く、刺激を感じにくいから。反対に女性は肌がデリケートな人が多く刺激がある成分が合わない場合が男性より多いです。
もちろん、育毛効果のある成分で肌に刺激を感じない人は利用して問題のない成分ですので、初めて利用する際はパッチテストを行うなどして刺激がないか、肌に赤みが出ないか、自分に合っているかを確認してから利用すると安心です。