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女性が注意すべき育毛剤の成分 アルコール・パラベンなど

女性用育毛剤を選ぶ際によく見かけるのが「無添加」や「フリー」の文字。
無添加というのは実は厳密な決まりがなく、メーカーによってどの添加物に対して配合されていないのか違うので注意が必要です。

この無添加がうたわれることの多い添加物の中で注意すべき成分についてまとめましたので育毛剤選びの参考にしてみてください。

アルコール類

無添加のキャッチコピーの中でよく見るのが「アルコール不使用」の文字です。
アルコールは化粧品などでもよく無添加がうたわれている成分ではありますが、実際は何がよくないのでしょうか?

アルコールは様々な種類がありますが、化粧品や育毛剤の表記で「アルコールフリー」とうたわれているものは一般的に「エチルアルコールフリー」として認識されています。
このエチルアルコール(エタノール)は「消毒用」として利用されることもあるもの一般的な成分で、製品が腐らないようにする防腐目的や殺菌目的で配合されているもの。
しかしこの殺菌効果が敏感肌の人にとってはピリピリ感や肌の赤みが出てしまう原因になってしまうようです。

ですがアルコールは製品を安全に保つためになくてはならない成分ですので、必ずしも避けるべき成分ではありません。
人によっては問題がなく利用できますので、敏感肌の場合は配合してある量などを全成分表記の中で書かれている順番で確認するとよいでしょう。(書かれている順番が早いほど多く配合されています)

またアルコールフリーと書かれているものでも注意が必要。というのもエチルアルコール以外のアルコールが入っている場合があるからです。
アルコール類には、刺激が穏やかなもの・強いもの、自分に合わないもの・副作用が出てしまうものなど多くの種類があり、反応は人それぞれ。
自分に合わないアルコールがあると疑わしい場合は、パッチテストなどを行うとよいでしょう。

パラベン類

アルコールと並んで化粧品でうたわれることが多いのが「パラベン不使用」。
パラベンは防腐剤の一種で石油から合性される成分で、製品を長期で保存するのに効果的な成分で、微生物やカビなどから製品を守ってくれる効果があり、ほかの防腐剤と組み合わせることで少量で高い効果が得られるのが魅力です。
しかし、このパラベンは2001年以前、化粧品の全成分表示が必要でなかった時代に表示を義務つけられていた成分で毒性が高いというイメージがついており、印象が悪い成分となっています。

もちろん、防腐効果のある成分ですから、敏感肌の人の中にはパラベンに刺激を感じる人もいるのは事実です。
ただしパラベンは少量で高い効果を発揮できるので他の防腐剤の配合量を減らすことができる成分でもあります。

昔は精製技術の制度が悪かったこともあり石油から作られるパラベンに副作用を起こしてしまう人も多かったですが、技術の上がった昨今では体質的に合わない人以外はパラベンを使用しても問題ありません。
自分の肌と相談しながらパラベン配合製品を選ぶとよいでしょう。

香料

香りはリラックス効果をもたらし、薄毛の原因ともなっているストレスを緩和させる効果もあります。
この香りには天然の成分由来のものと、それを真似して作った石油などから作られる人工的なものの2種類がありますが、一般的に香料不使用というのは人工的な香りを使っていない、という意味です。
天然の香りは採取が難しく、とれる量も少ないため、香りの多くは人工的に作られたものが利用されています。
そのため手軽に使える石油由来の成分で香りをつけるのですが、この石油成分が敏感肌の場合は合わない場合も

香り自体は、直接の育毛効果はないので、配合されていてもいなくても薄毛改善の効果は変わりません。
変わらないのであれば余計なものは入っていないに越したことはありませんので敏感肌の人は無香料のものを使うとよいでしょう。

ただし、髪の毛につけるものですので、よい香りに包まれることで気持ちが穏やかになる場合などは良い効果が上回っていますので、敏感肌の人以外はそれほど神経質になる必要はないでしょう。

無添加の中身を確認して

無添加やフリーの成分の数が多ければ安心してできる育毛剤というわけではありません。
配合されているのには意味がありますので、自分の肌に合わない成分は避けるようにして納得して利用するのが一番です。
そのためにも育毛成分について正しく理解することが必要といえるでしょう。

キラキライフ