ヘチマは、「植物由来成分の化粧水」の元祖ともいえる植物であり、昔から日本人の生活と非常に密接に関わってきていました。
一つの植物から、可食部や化粧水、はたまたボディスポンジまで採取できるのですから、かなりコストパフォマンスが高いですよね。
そんな植物から採れるヘチマエキス、女性用育毛剤においてはどのような効能があるのでしょうか。
ヘチマエキスとは
ヘチマは、様々な用途で生活に役立つ植物として知られています。ヘチマの実を乾燥させてタワシにしたり、沖縄ではナーベラーとして食用に用いられるするほか、ヘチマのツルから得られるヘチマ水は、天然の化粧水や咳止めの薬などとして今も使われています。
ヘチマ水にはスキンケアの基本とも呼べる効能が豊富に含まれており、日焼け時のほてりを抑えて保湿する効果のほか、サポニンの働きにより、傷ついた皮膚の細胞を活性化する効果が期待できます。
育毛剤としての効果
育毛剤におけるヘチマエキスの役割は、主に頭皮の保湿やコンディショニング効果といえるでしょう。紫外線や乾燥などにより傷ついた頭皮の細胞を再生を促し、皮膚を修復する効果が期待できるほか、フケやかゆみで炎症を起こした頭皮を落ち着かせ、保湿する効果が期待できます。
直接的な発毛効果や抜け毛防止効果はありませんが、頭皮が荒れてかゆみが出てしまった時には、救世主的な成分になるだけでなく、他の育毛剤成分と組み合わせて使うことにより効果を発揮する成分と呼べるでしょう。
成分の注意点
ヘチマエキスに関する副作用・アレルギーに関する報告は、現在ありません。育毛剤に配合されている量であれば、安心して使える成分であるといえるでしょう。
まとめ
荒れた頭皮を単に保湿するだけでなく、傷ついた部分の補修効果があるのがヘチマエキスの特徴です。使用感はさっぱりしていますが、しっかり保湿してくれる優秀な成分です。昔から、ヘチマ水は日焼けのほてりをおさえるのに用いられてきましたが、同様の使い方を育毛ケアでもすることが可能といえます。育毛剤の発毛成分をより効率よく働きかけるためには、頭皮のコンディショニングは不可欠です。そんな頭皮=土壌作りの役割を担ってくれるのがヘチマエキスといえます。