アロマテラピーで用いるリラックス系オイルや料理に使うハーブとして、私達が気づいていないところで良く使われているのがローズマリーです。寄せ植えやガーデニングで植える植物としても好まれているほか、自然派化粧品などにも用いられることが増えました。
そんなローズマリーは、育毛剤においてどのような効果があるのでしょうか?
ローズマリーエキスとは
日本での知名度も高く、肉料理に使われるハーブとしてお馴染みのローズマリーですが、地中海原産のシソ科の植物です。料理の香りづけのほか、民間療法における治療薬や魔除けなど、欧米では昔から生活に溶け込んだ植物です。古くから「万能薬」と呼ばれるのも頷けますね。
また、アロマテラピーにおけるローズマリーの精油は、集中力・記憶力を高める効果やリフレッシュ効果が高い香りのほか、化粧水などの塗布する用途においては、収れん作用を持っています。
育毛剤としての効果
ローズマリーの育毛剤における効果で、まず一番にあげられるのは血流促進効果です。血管の健康状態を良くすることによって血流が良くなり、結果として新陳代謝アップにつながり、フケやかゆみを防ぎながら髪の生え変わりを正常に近づける効果があります。また、直接的な発毛効果とは異なりますが、生え始めの弱い毛髪などの成長を促進し、太く健康な髪を育てる効果があるという研究結果もあるようです。
くわえて、ローズマリーに含まれるロズマリン酸は、肌トラブルや老化の原因となる活性酸素を取り除き、アンチエイジング効果が期待できます。
成分の注意点
高血圧の人や妊娠中の人は、注意が必要な成分です。女性用育毛剤に含まれている濃度であれば問題はないといえますが、ローズマリーの精油を使用する際には、濃度に十分注意しましょう。
まとめ
ローズマリーは育毛剤に限らず、頭皮ケアのシャンプーにも含まれることが多い成分です。血行促進と収れん作用、さらにはアンチエイジング効果によって、髪を健康かつ太くしながら育てる効果が非常にたかいといえます。
育毛剤の中に配合される他の成分と組み合わせることにより、発毛の相乗効果が得られるといえます。いわば、育毛剤の名脇役的な存在です。