女性の美容ケアにおける王道成分ともいえるコラーゲンですが、育毛剤にも配合されていることが多いです。地肌も顔同様にケアを行うことが必要であり、それが薄毛対策にも効果を発揮する一方で、近年ではコラーゲンそのものに薄毛抑制の効果があるのではないかと、研究が進んでいるようです。
そんなコラーゲン、そもそもどのような特徴をもつ成分なのでしょうか?
コラーゲンとは
スキンケアのスタンダードな成分ともいえるコラーゲンですが、そもそもは人の身体をつくる重要なタンパク質です。皮膚のほかに、関節や血管、髪や筋肉にもコラーゲンは多く含まれており、体内のあらゆる組織を結びつける接着剤のような役割を担っています。そんなコラーゲンは加齢とともに量が減少するだけでなく、ストレスや紫外線ダメージによってしなやかさが失われると言われています。
現在、育毛剤や化粧品に配合されるコラーゲンは、動物性・海洋性・植物性の3種あるといわれています。
育毛剤としての効果
コラーゲンは、髪が生える土壌となる頭皮のケアに効果的な成分です。現在、医学的根拠に基づいた発毛効果は認められていませんが、頭皮と髪をサポートすることにより抜け毛を防ぐ効果が高いと言われています。
頭皮を組成するコラーゲンを補うことによって毛穴が引き締まって髪が抜けにくくなるほか、髪そのものを健康にして、ハリや太さをサポートする効果があります。
成分の注意点
元来人間の身体に含まれている成分であることから、副作用の心配は少ないといえますが、タンパク質が主体の成分であることから、まれにアレルギー反応が出ることがあります。タンパク質に関係したアレルギーを持つ人は注意が必要です。
また、妊娠・授乳中のコラーゲンサプリの使用は控えたほうが良いとされていますが、育毛剤として塗布する場合は安全度は高いと言えるでしょう。
まとめ
ハリのある地肌とツヤのある髪、両方をサポートするのがコラーゲンの役目といえるでしょう。頭皮も皮膚の一部であると考えれば、コラーゲンが育毛・頭皮ケアに効果があることは理解できますよね。
毛穴が開きがちだと、せっかく生えてきた髪も抜け落ちやすくなってしまいます。また、髪そのものの健康を補う意味でも、コラーゲンは効果を発揮すると言えるでしょう。